前回の【Unity&C#】Hello Worldを表示するはどうでしたか。はじめてコンピューターにやってほしいことを伝えましたね。
今回は数値や文字列を入れることができる箱を作成します。
変数とは数値や文字列を入れることのできる箱
変数というのは数値や文字列を入れることのでき箱です。例えば「12」や「野球」などの数値が文字列を入れることができます。
その箱には名前をつけることができ、それを変数名といいます。
型
じゃあ、変数に文字でも数値でも入れることができるのか?と言われるとそんなこともないのです。箱の種類があります。
箱の種類によって、整数をいれられるもの、少数を入れられるもの、文字列を入れられるもの、など異なります。
この箱の種類を「型」といいます。また型の名前を「型名」といいます。
変数の型
型名 | 読み方 | タイプ | 取りうる数値例 |
int | いんと | 整数値 | 1,2,10,12,111 |
float | ふろーと | 小数値 | 1.2,111.2,27.8 |
bool | ぶーる | 真偽値 | true,false |
char | チャー | 文字 | t,a,b |
string | ストリング | 文字列 | 桃、ももこ |
基本的な変数の型=箱の種類をお伝えします。上の通りです。
int型には「桃」とは入れられません。理由は整数でないからです。簡単ですね。
変数を利用する方法
●変数を利用する方法
- 変数の宣言
- 変数の代入
変数を利用するに【変数の宣言】と【変数の代入】をする必要があります。それはスクリプトを見て覚えていきましょ。
前回書いた部分は消してください。
string型(文字列型)を利用してスクリプトを書く
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class Test : MonoBehaviour
{
// Use this for initialization
void Start()
{
string name; // 変数宣言
name = "さぎのみや"; // 変数に代入
Debug.Log(name); // Consoleに表示
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}
変数の宣言 | 型名 変数名; |
変数の代入方法 | 変数名 = 代入する値; |
「=」の横は半角のスペースをいれてます。全角は禁止です。
「string name;」の説明
変数の宣言 | 型名 変数名; |
変数の宣言方法はこれです。
「string name;」は「string型(文字列型)」の「name」という箱を使いますと宣言していますね。
ではこの場合について考えてみてください。
「int age;」
これはなに型をなんという名前で宣言していますか?
正解は「int型(整数型)」を「age」という名前で宣言しています。できましたでしょうか。
「name = "さぎのみや"; 」の説明
変数の代入方法 | 変数名 = 代入する値; |
変数宣言したものは代入しなければ使えませんね。代入方法は上の通りです。
「name」という変数名の「string型(文字列型)」の変数に「さぎのみや」と代入しています。
「"さぎのみや"」の「"」がついている理由は文字列だからです。
重要:「=」は数学で使うイコールではない
1 + 1 = 2
これは普通の計算です。この場合の「=」は左辺=右辺であることを示していますよね。
でもプログラミングでの「=」は違うます。
左辺に右辺を代入する
という認識でおねがいします。
「name = "さぎのみや";」は
name と さぎのみや が同じなわけではなく、nameにさぎのみやを入れているということです。
のちのち必ず役にたちます。
「Debug.Log(name);」の説明
Console.Log(A); | AをConsoleに表示する |
前回の記事でもやりましたね。
今回はConsoleに「name変数」を表示させています。「name」変数の中には、「さぎのみや」を入れましたよね。
実行してみましょう
Unityに戻って実行してみましょう。Consoleウィンドウに「さぎのみや」とでていれば、成功です。
変数と宣言を一文でできるよぉ
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class Test : MonoBehaviour
{
// Use this for initialization
void Start()
{
string name = "さぎのみや"; // 変数宣言と代入
Debug.Log(name); // Consoleに表示
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}
変数宣言と代入 | 型 変数名 = 代入する値; |
これで代入と宣言を一文でできます。よく使います。
これでも「さぎのみや」とConsoleにでます。やってみてください。
まとめ
- 変数は数値や文字列をいれることができる
- 変数を使うには宣言と代入が必要
- 文字列には「""」をつける
- 宣言と代入を一文でできる
変数の宣言 | 型名 変数名; |
変数の代入方法 | 変数名 = 代入する値; |
変数宣言と代入 | 型 変数名 = 代入する値; |
次回はint型(整数型)とfloat(小数型)をスクリプトで利用します。この記事で変数についてわからなくても、次の記事でわかると思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
型の説明の表のboolの所のとりうる数値例のtureはtrueではないでしょうか?
ありがとうございます!普通に書き間違えてました。